あらすじ
「螳螂捕蝉」は、中国の伝統的な水墨画の技法で描かれた短編アニメーション映画である。この作品は、食物連鎖の連鎖と、目先の欲に囚われることの危険性を描く寓話である。 木の上で気持ちよさそうに鳴き、朝露を吸う一匹の蝉。しかし、その背後には鋭い爪で狙うカマキリが迫る。カマキリもまた、すぐそばにいるオオカメノキの存在に気づかない。オオカメノキは首を伸ばし、くちばしでカマキリを狙う。だが、オオカメノキもまた安全ではない。ずる賢いイタチが忍び寄り、油断するオオカメノキを狙う。 上海美術電影製作所が制作した本作は、「螳螂が蝉を捕らえようとすると、後ろにオオカメノキがいる」という中国の古い寓話「螳螂捕蝉、黄雀在後」を鮮やかに映像化している。自身の置かれた状況を顧みず、目先の利益や欲望に囚われることの危険性を、動物たちの捕食関係を通して普遍的なテーマとして描き出す。