あらすじ
『BOX』は、空間と動きの認識をテーマにした実験的なアニメーション短編映画である。この作品では、風景写真を立方体の表面に貼り付け、それをコマ撮りで撮影する手法が用いられている。その結果、実際には90度しか回転していないにもかかわらず、あたかも永遠に回転し続けているかのような箱の錯覚が作り出される。 この作品は、過去作『SPACY』で用いられた技術と同様の手法を採用し、鑑賞者の空間認識を揺さぶることを目的とする。三次元空間と二次元平面の間を巧みに移行させることで、『BOX』は動きや視点に対する私たちの固定観念に問いを投げかける。