2026年4月20日(月)
ヒロシマ・夏の名残のバラ

ヒロシマ・夏の名残のバラ

Hiroshima: Natsu no Nokgori no Bara
未放送
レビューを書く

あらすじ

「ヒロシマ・夏の名残のバラ」は、日系アメリカ人アニメーション監督ジミー・村上の遺作となる短編アニメーション作品である。戦争の悲劇と人間の尊厳をテーマに、監督自身の戦争体験と、ある歴史家の長年の研究を基盤として制作された。 レイモンド・ブリッグズの『風が吹くとき』や『スノーマン』のアニメ化で知られる村上は、第二次世界大戦中にトゥーレレイク戦争移住センターに収容された経験を持つ。彼は生前、自身の最後の作品のテーマとして広島を選び、その制作を強く望んでいた。 村上監督は、歴史家である森重昭のライフワークを基に本作を制作することを構想した。森は、1945年の広島への原爆投下で命を落とした12名のアメリカ軍爆撃機搭乗員と戦争捕虜の運命について、40年以上にわたり詳細な調査を続けてきた人物である。彼自身も被爆者であり、ドキュメンタリー映画『Paper Lanterns』の題材にもなった森の研究が、この作品の物語の重要な基盤となっている。 森の研究に深く触発された「ヒロシマ・夏の名残のバラ」は、アメリカ人戦争捕虜と日本人看護学生の間に芽生えた愛が、原爆によって無残にも引き裂かれる悲劇的な物語を描き出す。作品のタイトルは、アイルランド民謡の「The Last Rose of Summer」に由来しており、この曲は日本の唱歌「庭の千草」の原曲としても知られている。

おすすめ作品