あらすじ
「部屋/形態」は、東京の寮を舞台に約1年間にわたって撮影された実験的な短編映画である。監督の石田は、毎日寮の壁に絵を描き、窓から差し込む自然光を巧みに利用して映像を記録した。J.S.バッハ作曲の幽玄なオルガン音楽が全編を彩るこの7分間の作品は、石田が日々記録した数秒ずつのフィルムを繋ぎ合わせて構成されている。時間の経過とともに変化する空間の様相や、光と影が織りなす独特の映像美が特徴である。監督の個人的な視点を通して、日常の風景が持つ多面性や、時間の流れがもたらす変化が詩的に描かれている。