あらすじ
「川柳少女」は、川柳でしか意思疎通ができない少女と、元不良の少年が織りなす甘酸っぱい青春ラブコメディである。毒島エイジは中学時代に不良として名を馳せたが、高校入学を機に過去との決別を決意し、文芸部に入部する。しかし、彼の強面な表情や細い目は周囲に威圧感を与え、また彼が詠む川柳も人を遠ざけてしまうことが多かった。そんなエイジにも臆することなく接する部員が一人いた。それが雪白七々子である。彼女は一切言葉を発さず、五七五の川柳のみで意思疎通を図る、風変わりながらも明るい少女だ。やがて、おせっかいな文芸部の部長が二人の関係を応援し始めると、彼らの間に恋の句が紡がれていく。言葉を超えた川柳が繋ぐ、二人の繊細な関係が描かれる。