あらすじ
異形の存在が人間になることを願い、悪と戦うダークファンタジー『BEM』。港町リブラシティは、富が集中し政治、経済、文化の中心であるアッパータウンと、犯罪と腐敗が蔓延し誰も信用できないアウトサイドに分断される。この二つの地域は巨大な運河と一本の橋で隔てられ、その構造自体が人間の差別を具現化するかのようである。 アッパータウンからアウトサイドへ赴任してきたばかりの若き女性刑事ソニアは、担当する事件を追う中で、人類を守るために戦う3体の異形の存在と遭遇する。ソニアは「彼らは一体何者なのか」と疑問を抱く。妖怪人間と呼ばれるその3体は、それぞれの感情や思想を抱きながら、人間に正体を隠して暮らす。ベムは人間になることを願い、人間に降りかかる悪と戦い続ける。ベラは人間になることを夢見て、人間を理解するため学校に通う。ベロはゲームの世界に没頭し、人間や世界について哲学的に考察する。彼らは事件に遭遇するたびに人間と深く関わり、傷つき、悩みながらも、人類のために戦い続ける。しかし、その異形の姿ゆえに、彼らは人間から決して受け入れられることはない。一方、リブラシティを陰で操る秘密組織を監視するもう一人の人物が、この3体の存在を追う。彼女が彼らを手に入れようとする目的とは何か。