あらすじ
「さまよう心臓」は、忘れ去られた場所の荒廃した遺跡で無邪気に遊ぶ二人の少年を主人公とするストップモーションアニメーションである。しかし、暗闇のすぐ向こうには不吉な存在が潜んでおり、少年たちはそのことに気づかない。彼らの屈託のない遊びと忍び寄る恐怖感が対比され、その壊れやすい無邪気さを打ち砕く可能性のある隠された恐怖が暗示される。 この作品は、恐怖という根源的なテーマを深く掘り下げ、子供時代の脆弱性と、影の中に潜む不安な未知を探求する。廃墟という舞台設定は、失われたものや忘れ去られたものの象徴として機能し、少年たちの純粋さと対照的な不穏な雰囲気を醸し出す。2011年に東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻の卒業制作として制作された短編映画であり、その喚起的な雰囲気と卓越した演出が高く評価され、数々の賞を受賞した。