あらすじ
短編アニメーション「うめぼしパトロール」は、観察力に優れた一人の少女の目を通して、日常の中に潜むささやかな発見と物語を描く。少女は近所を散歩しながら、ありふれていながらも常に変化する光景を注意深く観察する。いつものように吠える近所の犬、風に揺れて一瞬何かと見間違える買い物袋、そして年配の男性たちの楽しげな笑い声。しかし、彼らの会話の内容は少女には謎に包まれている。町についてよく知っているはずの少女は、自身の周囲にまだ多くの未知の事柄や、語られることのない物語が広がっていることに気づく。本作は、子供の純粋な視点から日常の奥深さを表現した、東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻の2019年度卒業制作作品である。