あらすじ
「金の国水の国」は、長きにわたる対立の歴史を持つ二つの国を舞台に、和平のために偽りの夫婦を演じることになった男女の運命を描くファンタジーロマンスである。かつて金の国と水の国は激しい紛争を繰り返し、ついには両国の間に巨大な壁を築くまでに至った。しかし100年後、両国は安定を求めて和平協定を結ぶ。その協定では、金の国が最も美しい娘を、水の国が最も賢い男をそれぞれ差し出し、結婚させることで関係を刷新し、平和を約束するというものだった。 しかし、両国の支配者たちは協定の履行において、必ずしも誠実ではなかった。金の国は、心優しいが地味な王女サラを花嫁として送り出し、水の国は、貧相な学者ナランバヤルを婿として差し出す。さらに、サラには犬が、ナランバヤルには猫がそれぞれパートナーとして同行させられる。サラとナランバヤルは、それぞれの国の宮廷が抱える思惑や策略を乗り越えながら、やがて出会うことになる。これは古典的なおとぎ話に新たな解釈を加える、心温まる物語として展開する。