あらすじ
遥か昔、翼を持つ種族の最後の末裔である神奈という名の姫は、その異質な存在ゆえに人々から恐れられ、城に幽閉されていた。彼女は兵士の柳也と出会い、恋に落ちる。神奈は彼に、外の世界を見たい、そして母親に会いたいという切なる願いを打ち明け、柳也はその願いを叶えるべく奔走する。しかし、神奈は強大な魔力によって空に封印され、永遠に苦しむ呪いをかけられてしまう。柳也の努力は実を結ぶことなく、悲劇的な結末を迎えた。 数百年後、柳也の子孫である旅芸人の青年、国崎往人は、金儲けを期待して、年に一度の祭りを控えた静かな町に立ち寄る。そこで彼は、不思議な雰囲気を持つ少女、美鈴と出会う。往人は、かつて母親から聞かされた「旅の途中で翼を持つ少女の生まれ変わりを見つけたら、その力を使い彼女を解放しなければならない」という言葉を思い出す。往人と美鈴の運命は次第に深く絡み合い、互いに惹かれ合っていく。しかし、往人が美鈴と、遠い過去に封印された神奈との繋がりを知った時、彼は自身の宿命と向き合い、神奈を縛る呪いを解き放つか否かの決断を迫られることになる。