あらすじ
19世紀後半のパリを舞台に、異文化交流と人々の心の触れ合いを描く物語。西洋で日本の文化が人気を集め始めた時代、日本の長崎からやってきた少女、湯音(ゆね)は、フランス人旅行者のオスカーに連れられ、遠く離れたフランスへと渡る。彼女はパリの商店街にある、オスカーの家族が経営する小さな鉄工所「ロアの看板店」で働くことになる。店主であるオスカーの甥、クロードは、東洋から来た湯音の世話をすることに最初は戸惑いを覚える。言葉や習慣、文化の違いに戸惑いながらも、共通点の少ない湯音とクロードが、互いを理解し、1800年代のパリで共に生活していく様子を繊細に描く。