あらすじ
『囲まれた世界』は、アニメーション監督・新海誠が個人で制作した初期の短編アニメーション作品である。新海がLightwave 3Dを用いて制作し、村上春樹の小説『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』からインスピレーションを受けている。作品は、閉鎖された空間における孤独や内省といったテーマを探求し、独特の雰囲気を醸し出す。音楽は新海作品の常連である天門が担当しており、『彼女と彼女の猫』、『ほしのこえ』、『雲のむこう、約束の場所』といった後の代表作にも通じる、繊細な音色が物語を彩る。元々は新海誠のウェブサイトで公開されていたが、当時の帯域幅の制限により現在は削除されている。3DCGの練習プロジェクトとして制作された経緯から、商業的な正式リリースは難しいと考えられているが、新海誠の原点を知る上で貴重な作品である。