あらすじ
アニメ『どろろ』のテレビシリーズ制作に先立ち、スポンサーやテレビ局に対し作品の魅力を伝える目的でパイロットフィルムが制作された。このパイロットフィルムのキャラクターデザインは、後に制作されたテレビシリーズと比較して、原作漫画に忠実な描写が特徴である。テレビシリーズでは、より広範な視聴者層への訴求力を高めるため、キャラクターの外見や性格に改変が加えられ、視聴者からは賛否両論の反応があった。また、パイロットフィルムはカラーで制作されたが、予算の制約からテレビシリーズはモノクロ放送となった。物語は、幼い泥棒の少年どろろと、生まれながらにして身体の大部分を48体の鬼神に奪われた呪われた剣士・百鬼丸が、失われた身体を取り戻すため妖怪を倒す旅を描く冒険活劇である。このパイロットフィルムは、手塚治虫の原作が持つダークファンタジーの世界観と、キャラクターたちの宿命的な旅の導入部を提示している。