あらすじ
「目をさませトラゴロウ」は、山の頂の竹林に住む一匹の虎、トラゴロウを主人公とした物語である。トラゴロウは虎の中の虎と称されるほどの存在だが、日頃は肉まんのことばかり考えている怠惰な日々を送っていた。 ある日、人間の猟師がその竹林に足を踏み入れる。猟師は銃を手に無慈悲に動物たちを狩り、人間こそが世界の支配者であり、自然界に脅威など存在しないと傲慢に信じていた。しかし、その猟師は自らの行為が、深く眠りについていた伝説の虎、トラゴロウを目覚めさせることになるとは知る由もなかった。この予期せぬ出会いが、物語の大きな転換点となり、人間と自然、そして伝説の虎の運命を大きく揺り動かすことになる。