あらすじ
いにしえの時代、天女であるセレスは地上に降り立ち、その羽衣を奪った男と強制的に結婚させられた。羽衣は天界へ帰るためのものだったが、男との結婚により、人間と天女の血を引く子孫が生まれることとなる。その血は、御影家として現代まで受け継がれていた。 時は現代。セレスの血を引く御影綾は、16歳の誕生日に自身の内に秘められた天女の力を知る。祖父によって仕組まれた誕生パーティーで、綾は御影家の秘密、すなわち彼女がセレスとして覚醒し、御影家を滅ぼす運命にあると告げられる。綾は自身の変身を制御できず、人間と天女の姿を頻繁に切り替えてしまう。 守護者の夕緋と共に、綾は自身の力を制御し、セレスが完全に覚醒するのを阻止しなければならない。しかし、祖父の元従業員であった十夜との関係が深まるにつれ、彼女の使命は複雑化し、忠誠と欲望の境界線が曖昧になっていく。これは、宿命に翻弄される少女の運命と、禁断の愛を描くファンタジーロマンスである。