あらすじ
高校2年生の数学の天才、小磯健二は、憧れの先輩である篠原夏希から、夏休みのアルバイトとして長野にある彼女の実家へ誘われる。夏希の一族である陣内家は、室町時代から続く名家であり、総勢200人を超える親族が、元気な女家長である栄の90歳の誕生日を祝うために集まっていた。健二はそこで、自分の「夏のアルバイト」が、夏希の婚約者のふりをして、誕生祝いの席で彼女と踊ることだと知らされる。夏希の家族の前でその役を演じる健二のもとに、ある夜、携帯電話に不可解な数学の問題が送られてくる。数学の天才である健二は、その問題の誘惑に抗えず、解き明かしてしまう。しかし、その行為が、世界を巻き込む大規模な混乱を引き起こすことになり、健二と陣内家の面々は、現実世界の秩序を取り戻すために立ち向かうことになる。