あらすじ
ロゼル家に新たに雇われた薬剤師のレリア・シャレットは、ある日突然、前世の記憶を取り戻す。そして、自分が愛読していた小説「聖女は悪を討つ」の世界に転生していることに気づく。さらに悪いことに、彼女は物語の悪役であるクローヴィス・ロゼルがこのロゼル家に住んでいることを思い出す。覚悟を決めて彼に挨拶に向かったレリアだが、そこで出会ったのは、家族から顧みられず病弱な美しい少女クラリスだった。レリアはクラリスを助けたいと強く思い、彼女に寄り添い始める。しかし、レリアは知らなかった。この可憐な少女が大きな秘密を抱えていることを。クラリスの正体は、生き延びるために変装しているクローヴィスその人だったのだ。