漫画家・山岸凉子がキュレーションした、短命ながらも「ガロ」誌上で異彩を放った作家、楠勝平の作品集である。1960年代末から1970年代初頭の激動の時代に、人間の生の儚さや江戸の庶民の喜怒哀楽を描き、迫りくる死を見つめながら世を去った楠勝平の珠玉の12作品を収録している。初収録作品も含まれており、彼の精神と庶民への温かい眼差しが感じられる作品群である。