あらすじ
1970年代のパリを舞台に、サーカス団員たちの人間模様を描いた作品。見世物小屋ではなく、シルク・ドゥ・ソレイユのような芸術性の高いサーカスが舞台で、空中ブランコ乗りやジャグラー、悲しげなピエロといった個性豊かなパフォーマーたちが登場する。主人公のピエロであるトリノスは、付け鼻をつけた姿で、サーカス団長が団員を売春させているという退廃的な側面も描かれる。物語には、主人公の兄弟でありながら少女のような姿の幽霊や、痛みに執着する女性、児童性愛、殺人といった要素が絡み合い、耽美的な世界観の中で登場人物たちの葛藤や秘密が展開される。