あらすじ
31歳のミステリー作家ソル・キムは、2冊の著書を出版したものの読者に恵まれず、自身の夢が終わりを迎えたのではないかと不安を抱いていた。サイン会にファンが一人も来なかったことで、その不安は確信に変わる。絶望の淵にいたソルは、ある日、奇妙な元同級生ナラ・カンと出会う。ナラはソルの熱狂的なファンを自称し、魔法を信じ、気まぐれな品々で満たされた「ワンダーランド」というおもちゃ屋を営んでいた。ナラはソルが孤立することを許さず、彼女をワンダーランドへと誘う。そこでソルは、予期せぬ安らぎと、自身が本当に必要としていた友情を見つける。これは、夢を諦めかけた作家が、風変わりな友人との出会いを通じて新たな希望を見出す物語である。