「なろう」発の異色ラブファンタジー、ついにアニメへ

豆田麦・原作、石野トイ・作画によるマンガ『愛さないと言われましても 元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる』のアニメ化が正式に発表された。現時点ではアナウンスビジュアルの公開にとどまっており、キャスト・スタッフ・放送時期などの詳細は続報を待つ形となっている。

原作となる小説は、豆田麦が2022年4月に小説投稿サイト「小説家になろう」で連載を開始したファンタジーロマンス作品。その後、双葉社の「Mノベルスf」レーベルより書籍化され、石野トイによるコミカライズ版も展開されるなど、着実にファン層を広げてきた。

「餌付け」というユニークな切り口が生む、じんわり甘いロマンス

作品の魅力を一言で表すなら、「元魔王令嬢×生真面目軍人」という組み合わせの妙と、タイトルにも掲げられた「餌付け」という異色のアプローチだろう。かつて魔王として恐れられた過去を持つ伯爵令嬢が、不器用ながらも誠実な軍人に食事を振る舞われながら少しずつ心を開いていく——という構図は、剣と魔法のファンタジー世界観を舞台にしながら、どこか日常系のぬくもりを感じさせる。「なろう」系の異世界ファンタジーの中でも、派手な無双展開よりもキャラクター同士の関係性の変化を丁寧に描く作風が支持を集めており、アニメでその空気感がどこまで再現されるかが最大の注目点となる。

コミカライズを担当した石野トイの繊細な作画も、原作ファンからの評価が高い。アニメスタジオや監督の人選によっては、この「じんわりと温かくなる」独特のテンポ感が大きく左右されるだけに、スタッフ発表は特に注目したいところだ。

キャスト・スタッフ・放送スケジュールなど、今後明らかになる続報から目が離せない。