YouTuberから漫画家へ——なつめさんちの新連載が始動

YouTuber・なつめさんちによる新連載「どこツらんど(仮)~どこにでもいるけど、どこにもいないアイツらの土地~」が、2025年6月11日発売の週刊少年チャンピオン28号(秋田書店)にて連載をスタートした。

タイトルの「どこにでもいるけど、どこにもいないアイツらの土地」というサブタイトルが示すように、本作はどこか見覚えがあるようでいて、どこにも存在しないような不思議な存在たちが織りなす物語を描く作品だ。カオスとキュートが同居する独特の世界観は、なつめさんちがYouTubeで長年培ってきたセンスをそのまま紙面に落とし込んだものといえる。

作品の見どころと背景

なつめさんちはYouTubeで独自のキャラクターやアニメーション動画を発信し、独特のゆるさと中毒性を持つコンテンツで多くのファンを獲得してきたクリエイターだ。その作風は「なんだかよくわからないけど目が離せない」という言葉がよく似合う、一度ハマると抜け出せない魔力を持っている。

今回の連載誌となる週刊少年チャンピオンは、「ドカベン」「魔法先生ネギま!」「弱虫ペダル」など個性的な作品を数多く輩出してきた老舗少年誌。近年はWeb発・SNS発のクリエイターを積極的に起用する傾向があり、なつめさんちの起用もその流れに沿ったものといえる。

YouTubeで培った「動き」と「テンポ感」のある表現が、静止画である漫画という媒体でどのように昇華されるのかは、既存ファンにとって最大の興味どころだろう。一方で、なつめさんちを知らない少年チャンピオン読者にとっては、まったく新しいタイプの作家との出会いになるはずだ。そのギャップをどう埋めていくかが、作品の初期における重要なポイントになりそうだ。

連載はまだ始まったばかりだが、単行本化やメディア展開など、今後の動向にも目が離せない。