植田まさし3作品、ほぼ同時に連載終了
4コマ漫画の巨匠・植田まさしの代表作3作品が、ほぼ同時期に連載を終了した。「おとぼけ部長代理」と「かりあげクン」が火曜日に最終回を迎え、続いて「新ふりてんくん」が金曜日に連載に幕を下ろす。
「おとぼけ部長代理」は1982年から続く長寿作品で、サラリーマン・室積光一郎が職場や家庭で巻き起こすドタバタを描いた4コマ漫画。「かりあげクン」も同じく1981年スタートのサラリーマン4コマで、自由奔放な主人公・かりあげクンのとぼけた日常が長年にわたって読者に愛されてきた。「新ふりてんくん」は「ふりてんくん」の続編にあたる作品だ。
40年超の歴史に幕——日本4コマ文化を支えた作品群
植田まさしといえば、日本の4コマ漫画文化を語るうえで欠かせない存在だ。「コボちゃん」をはじめとする複数の作品を長年にわたって並行連載し続けるそのスタイルは、業界でも異例中の異例。今回終了する3作品はいずれも40年前後の連載歴を持つ超長寿作品であり、その終了はひとつの時代の終わりを感じさせる。
サラリーマン文化が色濃かった昭和・平成の空気をそのまま封じ込めたような作風は、世代を超えて支持されてきた。一方で、現代の読者からすると「昭和の職場あるある」として懐かしさとともに読まれる側面もあり、時代とともに作品の受け取られ方も変化してきたといえる。
3作品がほぼ同時に終了するというタイミングには、作者自身の意思による区切りが感じられる。植田まさしの現在の連載状況や、今後新たな作品が生まれるのかどうか、ファンとしては続報を待ちたいところだ。