時行の逃亡譚を彩る新ED、異色のコラボが実現

松井優征原作によるTVアニメ「逃げ上手の若君」第2期のエンディングテーマに、ぼっちぼろまる「ロマンティックがほしいなら」が起用されることが決定した。さらに、日向坂46がゲストボーカルとして参加するという注目のコラボレーションも発表され、ファンの間で早くも話題を集めている。

ぼっちぼろまるは、独自の世界観と中毒性の高いサウンドで若いリスナーを中心に人気を集めるアーティスト。そこに国民的アイドルグループ・日向坂46が加わるという組み合わせは、一見意外にも映るが、タイトル「ロマンティックがほしいなら」が持つポップな響きと、時行の必死の逃亡劇が持つ青春的な熱量が、うまく噛み合いそうな予感がある。

鎌倉武士の世を駆け抜ける少年の物語

「逃げ上手の若君」は、週刊少年ジャンプで連載中の松井優征による歴史ファンタジー漫画が原作。舞台は1333年、鎌倉幕府崩壊直後の乱世だ。足利尊氏の裏切りによって北条一族が滅ぼされる中、正当な後継者である少年・北条時行は、神官・諏訪頼重の助けを借りて生き延びる。失われた故郷と生き残りをかけ、各地を転々としながら戦い続ける時行の姿を描いた作品で、歴史的な事実をベースにしながらも松井節全開のキャラクター造形と痛快なアクションが魅力だ。

第1期はCloverWorksが制作を担当し、スコア7.70という高い評価を獲得。歴史ファンはもちろん、アクションやバトルを好む視聴者層にも広く支持された。第2期でも同スタジオが引き続き制作にあたると見られ、クオリティへの期待は高い。

「逃げ」と「ロマン」、意外な親和性に注目

今回のED起用で気になるのは、楽曲タイトルと作品テーマの関係性だ。「逃げ上手」という言葉が持つ逃走のイメージと、「ロマンティックがほしいなら」というポップで前向きなタイトルは、一見相反するようでいて、実は時行が逃げながらも諦めない姿勢と重なる部分がある。松井優征作品は「暗殺教室」でも証明されているように、ユーモアと熱量の同居が持ち味。そこにぼっちぼろまる×日向坂46という予想外の組み合わせが加わることで、作品の新たな一面が引き出されるかもしれない。

楽曲の詳細や音源公開のタイミングなど、続報が出次第あらためてお伝えしたい。第2期の放送開始とあわせて、EDの完全版を耳にできる日が待ち遠しい。