幽霊を「見たい」と「見たくない」、正反対のコンビが心霊配信に挑む

本作の主人公は、ホラー専門の配信者コンビ"宵闇心霊調査隊"として活動するハルとアカリの2人。一見似たような立場にいる2人だが、その動機はまったく異なる。

ハルは「死の先に何があるのか」を知りたいという強い好奇心から幽霊を追い求めているのに対し、アカリは窮屈な田舎を飛び出すきっかけとして配信を始めただけで、心霊現象そのものには興味がない。この対照的な2人の関係性が、作品の大きな軸になっていることは間違いない。

そんな彼女たちのもとに、「存在しない駅に迷い込んで戻らない夫を捜しています」という謎めいたメッセージが届くところから物語は動き出す。

原作・蒼月海里とのタッグに注目

原作を手がける蒼月海里は、ライトノベルや小説を中心に活動してきた作家で、独特の世界観と人物描写に定評がある。作画のイザワ正午との組み合わせが今回どのような化学反応を生むのか、読者の関心を集めそうだ。

ホラー×配信者というテーマは、現実のインターネット文化とオカルトへの興味が交差する、いまの時代らしい設定といえる。「心霊スポットに行ってみた」系の動画コンテンツが一定の人気を保つなか、そのリアルな空気感をマンガという形式でどこまで表現できるかが見どころになるだろう。また、幽霊を信じるハルと信じないアカリという構図は、バディものとしての掛け合いの面白さも期待させる。

現時点では第1話の配信が始まったばかりだが、怪異の調査が進むにつれてキャラクターの関係や世界観がどう深まっていくのか、今後の更新が待ち遠しい。