10本の柱に18人が勢揃い——「背中合わせの正義!」
漆原侑来による「桃源暗鬼」の累計発行部数が、ついに600万部を突破した。この節目を記念し、7月13日から26日までの2週間、東京・JR池袋駅のアゼリアロードにて大型アドピラー広告が展開されている。
広告のテーマは「背中合わせの正義!」。アゼリアロードに立ち並ぶ10本の柱を使い、鬼陣営と桃太郎陣営それぞれから計18人のキャラクターが背中合わせで並ぶ構成になっている。キャラクターたちが文字通り"背中合わせ"で向き合う演出は、作品のテーマそのものを体現しており、池袋駅を行き交う通勤・通学客の目を引くことは間違いないだろう。
「桃源暗鬼」とはどんな作品か
「桃源暗鬼」は、集英社「少年ジャンプ+」で連載中の漆原侑来によるダークファンタジー。鬼と桃太郎の末裔たちが現代社会で交錯するという設定で、善悪の境界線を問い続けるシリアスな物語が支持を集めてきた。先日は単行本30巻が発売されたばかりで、長期連載としての充実期を迎えている。
鬼を倒す側である桃太郎の子孫と、鬼として生きることを宿命づけられた者たち——どちらが"正義"なのかという問いが作品の核にあるだけに、今回の広告テーマ「背中合わせの正義」は単なるキャッチコピーではなく、作品の本質を鋭く突いている。
600万部という数字が示すもの
「少年ジャンプ+」発の作品がここまで部数を伸ばすのは、それ自体が一つの証明だ。紙とデジタルの両方で着実にファンを増やし続け、30巻という長丁場を経てなお勢いが衰えていないことは、物語の密度と作者の筆力を裏付けている。
今回の池袋駅ジャック規模の広告展開は、出版社側の本気度を示すものでもある。30巻という区切りと600万部突破が重なったこのタイミングで、どんな展開が待っているのか——次の情報が気になるところだ。