本日7月17日、集英社の週刊ヤングジャンプ連載作品「私のこと好きじゃなかったのかよ!?」の単行本第1巻が発売された。著者は昆布わかめ。
こじらせ男女が生み出す"勘違い"の連鎖
本作のタイトルが示す通り、物語の核となるのは「好き」と「嫌い」をめぐる壮大な勘違いだ。こじらせた男女たちが互いの気持ちを読み違え、思い込みや誤解を積み重ねていく様子が、ハーレム構造のラブコメとして描かれる。週刊ヤングジャンプという青年誌の舞台らしく、笑えるすれ違いの中にどこか切ない感情も滲ませる作風が特徴と見られる。
「私のこと好きじゃなかったのかよ!?」というタイトル自体、誰かが誰かに思わず叫んでしまいたくなる瞬間を切り取ったもので、読者が共感しやすい感情のツボを突いている。ラブコメというジャンルにおいて「勘違い」は定番の手法だが、それをハーレム形式と組み合わせることで、複数のキャラクターが同時にこじれていく独特のカオスが生まれるのが本作の面白みだろう。
著者・昆布わかめについて
著者の昆布わかめは、独特のキャラクター造形とテンポのよいギャグセンスで知られるラブコメ作家だ。読者の感情を揺さぶりながらも笑いを忘れない筆致は、ヤングジャンプ読者層との相性も良く、連載開始以来一定の支持を集めている。
1巻発売を機に、これまで雑誌で追いかけていたファンはもちろん、単行本派の読者にも本作が広く届くことになる。勘違いラブコメの醍醐味がぎっしり詰まった第1巻がどこまで読者の心をつかむか、今後の巻の展開とあわせて注目したい。