「笑わないでよ、静間さん」とはどんな作品か

新作読み切りのタイトルは「笑わないでよ、静間さん(Don't Laugh, Shijima-san)」。週刊少年ジャンプ合併号(37・38号)に掲載され、全61ページのボリュームでセンターカラーページも付く。集英社は本作を「ボーイ・ミーツ・ガール・ホラー」と位置づけており、すでに先行カラーイラストも公開されている。

ヒーロー漫画で一時代を築いた堀越が、次に選んだジャンルがホラーというのはファンにとっても意外な選択に映るかもしれない。しかし、堀越は以前から繊細な心理描写や独特の空気感を得意としており、ホラーとの相性が悪いとは言い切れない。読み切りという短い尺の中で、彼がどんな恐怖体験を作り上げるのか、純粋に楽しみな一作だ。

「ヒロアカ」完結後の堀越耕平と、ジャンプの豪華な一号

「僕のヒーローアカデミア」は2014年の連載開始から10年間にわたって週刊少年ジャンプの看板作品として君臨し、2024年8月に完結。全世界での累計発行部数は1億部を超え、複数のアニメシーズン、劇場版、スピンオフ、ゲームなど多方面に展開した。今回の読み切りは、その完結以来、堀越にとって初めてジャンプ誌上に掲載される新作となる。なお、アニメ関連では2026年8月2日に、エリにフォーカスした短編アニメが配信プラットフォームで公開予定となっており、ヒロアカ関連の動きも続いている。

また、今号は秋本治「こちら葛飾区亀有公園前派出所(KochiKame)」の連載50周年記念号でもある。ホラー小説家の摂津(「近畿地方のある場所について」「口の中のアンケート」などで知られる)が特別記念記事を監修するほか、秋本治による描き下ろしイラストカードも付録として用意されるなど、一冊でいくつもの話題が重なる異例の号となっている。

ヒロアカ後の堀越耕平が、どんな新世界を描くのか。8月10日発売号に注目したい。