あらすじ
野上諏訪美によるミニマルな線画作品「考える練習」は、終わりのない「思考のループ」をテーマにしたアニメーションである。作品には、窓の前に座るアーティストの姿が描かれている。アーティストの目の前の机には、自身のミニチュアの鏡像のような自画像が置かれている。窓枠と、動き続ける雲が浮かぶ青い空は色彩豊かに描かれているが、アーティストの姿は彩色されず、線画のままで表現されている点が特徴である。 サウンドトラックは、ユーモラスなバネの音(バッグス・バニーを彷彿とさせる)と、レコードの針が飛ぶような音が組み合わさって構成される。映像は、確立されたショットから「絵」へと、途切れることのないループで反復する。この哲学的な作品は、アーティストと彼自身の作品との間に存在する循環的な対話、すなわち創作活動における思考の反復と内省のプロセスを深く考察している。
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