アニメを見る順番ガイド
シリーズが長く続くアニメは、劇場版・OVA・スピンオフが入り混じり「どの順番で見ればいいのか」が分かりにくいもの。 アニ図鑑編集部が作品データベースをもとに、30シリーズの視聴順を初心者向けにまとめました。
〈物語〉シリーズを見る順番
〈物語〉シリーズは西尾維新の小説を原作とし、シャフト・新房昭之が手がけるアニメシリーズである。2009年の『化物語』を皮切りに、ファーストシーズン・セカンドシーズン・ファイナルシーズン・オフ&モンスターシーズンと段階的に展開してきた。見る順番が分かりにくい主な理由は、①物語内時系列と放送順が大きく異なる(特に『傷物語』は時系列的には最序盤だが映像化は後年)、②シーズンをまたいで同一エピソードが分割・再編集されている、③OVA・ONA・映画など媒体が多岐にわたる、の三点である。初見者には原則として放送・公開順での視聴を推奨する。
BLEACHを見る順番
BLEACHは久保帯人原作の少年漫画を原作とするアニメシリーズである。2004年放送開始のテレビアニメ(全366話)を軸に、劇場版4作・スペシャル・OVAが展開されている。順番が分かりにくい主な理由は2点ある。第一に、テレビアニメ(2004〜2012年)と、最終章「千年血戦篇」(2022年〜)の間に約10年の空白があり、千年血戦篇が複数クールに分割放送されている点。第二に、劇場版4作がテレビ本編のどの時点に位置するか公式に明示されていないケースがあり、視聴タイミングに迷いやすい点である。基本的には放送順に沿って視聴するのが最も混乱が少なく、初見者に推奨される。
Fateを見る順番
Fateシリーズは、TYPE-MOONが制作するビジュアルノベル『Fate/stay night』を起点とした大型メディアフランチャイズである。アニメ化作品は「stay night本編ルート」「Fate/Zero(前日譚)」「Fate/Grand Order」「プリズマ☆イリヤ(スピンオフ)」「Apocrypha・strange Fake(パラレル)」など複数の独立した系譜に分かれており、それぞれ世界観・登場人物が異なる。さらに同一ルートが複数回アニメ化されているケース(Unlimited Blade Worksなど)や、前日譚が後から制作されたケース(Fate/Zero)もあるため、初見者にとって視聴順の判断が難しいシリーズとなっている。本ガイドでは初見者が物語を最も自然に楽しめる放送順を基本としつつ、系譜ごとに整理して推奨順を示す。
NARUTOを見る順番
NARUTOシリーズは、岸本斉史原作の忍者漫画を原作とする長大なアニメフランチャイズである。主人公・うずまきナルトの少年期を描く第一作『NARUTO -ナルト-』(2002年)、青年期を描く続編『NARUTO -ナルト- 疾風伝』(2007年)、そしてナルトの息子・ボルトを主役とする『BORUTO』シリーズへと続く。各テレビシリーズに対応する劇場版・OVA・スペシャルが多数存在し、本編との時系列関係が複雑なため、初見者はどこから手をつければよいか迷いやすい。劇場版の多くは本編のある時期と並行する「外伝的エピソード」として制作されており、本編視聴の進捗に合わせて挿入するのが理想的だが、まず本編を通して視聴してから劇場版を補完するという方法も広く推奨されている。
ONE PIECEを見る順番
ONE PIECEは1999年から放送が続く長編海賊冒険アニメで、尾田栄一郎原作の同名漫画を原作とする。テレビシリーズを軸に、劇場版映画・TVスペシャル・OVAが多数制作されており、その総数は50作品を超える。劇場版・スペシャルの多くは本編とは独立したオリジナルストーリーだが、一部は本編の特定エピソードを前提知識として要求する。また「エピソードオブ」シリーズのように本編アークを再編集・リメイクした総集編的作品も存在し、初見者にとってどれを・どの順で見ればよいか分かりにくい構成になっている。基本的には本編テレビシリーズを中心に視聴し、劇場版・スペシャルは本編の進行に合わせて補完的に楽しむのが最も推奨される形である。
Re:ゼロから始める異世界生活を見る順番
『Re:ゼロから始める異世界生活』は、コンビニ帰りに異世界へ召喚された少年・菜月昴が「死に戻り」という能力を駆使して困難に立ち向かうダーク・ファンタジー作品である。本編は1st〜4th Seasonと複数のシーズンに分かれており、各シーズンが直接続く一本の物語として構成されているため、必ず放送順に視聴する必要がある。また各シーズンに対応する形で短編スピンオフ『ブレイクタイム』シリーズが存在し、本編キャラクターたちが日常的・コミカルな場面を描く。本編との混同を避けるため、視聴順の整理が求められるシリーズである。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンを見る順番
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、京都アニメーション制作の感動的な物語シリーズである。戦争で両腕を失い、「自動手記人形(ドール)」として人々の代筆業に就いた少女ヴァイオレットが、亡き上官ギルベルト少佐の残した「愛している」という言葉の意味を探しながら成長していく。テレビシリーズを軸に、OVA・外伝映画・劇場版と展開が広がっており、それぞれが時系列・物語上の位置づけを持つため、初見者はどこから手をつければよいか迷いやすい。基本的には制作・公開順に視聴するのが最も推奨される。なお、CMとして制作されたONA(ID:26977)はシリーズ本編とは無関係の販促映像であるため、本ガイドの対象外とする。
エヴァンゲリオンを見る順番
エヴァンゲリオンシリーズは大きく「旧劇場版ルート」と「新劇場版(ヱヴァンゲリヲン)ルート」の2系統に分かれる。1995年放送のテレビシリーズを起点とし、旧劇場版はその直接の続編・補完作品にあたる。一方、2007年から始まった新劇場版4部作(序・破・Q・シン)はテレビ版を下敷きにしつつも独自の世界観・ストーリーを展開するリビルド作品であり、別の物語として完結している。両ルートが存在するため「どちらから見るべきか」「どの順で見るか」が初見者にとって分かりにくいシリーズとなっている。本ガイドでは最も広く推奨されるテレビ版→旧劇場版→新劇場版4部作の順を提示する。
オーバーロードを見る順番
『オーバーロード』は、丸山くがねによる同名ライトノベルを原作とするダークファンタジーアニメシリーズである。人気MMORPGのサービス終了と同時にゲームの世界へ転移した最強のアンデッド魔法詠唱者・アインズ・ウール・ゴウンの覇道を描く。本編はテレビシリーズ第1期〜第4期と劇場版(新作)で構成されており、基本的に放送順に視聴すれば問題ない。一方で、各シリーズに対応するキャラクターギャグショートアニメ『ぷれぷれぷれあです』シリーズが複数存在し、さらに第1期の内容を再編集した劇場版総集編2本も公開されているため、どれを見るべきか迷いやすい構成となっている。
ガンダムを見る順番
「ガンダム」シリーズは1979年の『機動戦士ガンダム』を起点に、40年以上にわたって展開してきた巨大なロボットアニメフランチャイズである。大きく分けると、宇宙世紀(UC)と呼ばれる共通年号を持つ正史ラインと、それとは独立した別世界観の作品群(いわゆる「アナザーガンダム」)が存在する。UCラインは時系列が複雑に絡み合い、OVAや映画が本編の間を補完する構成になっているため、初見者はどこから手をつければよいか迷いやすい。アナザー作品は基本的に独立しているため単独視聴も可能だが、ガンダムという文化的文脈を理解した上で見るとより楽しめる。本ガイドでは初見者が無理なく全体像を把握できるよう、まずUCの本流を放送順に追い、その後アナザー作品へ進む順番を推奨する。
コードギアスを見る順番
『コードギアス』は、神聖ブリタニア帝国に支配された日本(エリア11)を舞台に、超能力「ギアス」を手にした少年ルルーシュが仮面の騎士ゼロとして反逆を起こすロボットアニメシリーズである。2006年放送のテレビシリーズを起点に、スピンオフ映画・OVA・総集編映画・続編映画と多岐にわたる展開をしており、「どこから見るか」「総集編映画と本編どちらを見るか」「スピンオフはいつ見るか」という点で初見者が迷いやすい。また、2017〜2018年公開の劇場版三部作(興道・叛道・皇道)はテレビシリーズの総集編に新規映像を加えたもので、2019年の続編映画『復活のルルーシュ』への導線として機能している。
シュタインズ・ゲートを見る順番
『シュタインズ・ゲート』は、タイムトラベルをテーマにしたSFアニメシリーズである。2011年放送のテレビアニメを起点に、映画・OVA・続編テレビアニメへと展開する。見る順番が分かりにくい主な理由は、続編『シュタインズ・ゲート ゼロ』が本編の「途中の分岐点」から始まる物語であるため、本編を完走してから視聴する必要がある点にある。また、OVAや映画が本編・続編それぞれの補完作品として散在しており、どのタイミングで挟むべきかが初見者には判断しづらい構成になっている。基本的には制作・発表順に沿って視聴するのが最も混乱が少なく推奨される。
ジョジョの奇妙な冒険を見る順番
『ジョジョの奇妙な冒険』は荒木飛呂彦による漫画を原作とした長大なシリーズで、各部ごとに主人公・舞台・時代が異なるオムニバス形式をとっている。アニメ化は1993年のOVA(第3部「スターダストクルセイダース」が原作)に始まり、2012年のテレビシリーズ以降は第1部から順番に映像化が進んでいる。OVAは2012年以降のテレビシリーズとは別系統の映像化であり、テレビシリーズが事実上の「正史アニメ」として広く認知されている。また、ストーンオーシャンは複数のONAに分割配信されており、続きものとして扱う必要がある点が分かりにくさの一因となっている。
ソードアート・オンラインを見る順番
ソードアート・オンライン(SAO)は、川原礫による同名ライトノベルを原作とするアニメシリーズである。2012年のテレビアニメ第1期から始まり、続編・スピンオフ・劇場版が複数展開されているため、初見者はどこから手をつければよいか迷いやすい。本編の時系列はおおむね放送順と一致しているが、「プログレッシブ」シリーズは第1期と同じ時代を別視点・詳細描写で描いたリメイク的作品であり、本編とは独立した立ち位置を持つ。また「オルタナティブ ガンゲイル・オンライン」は主人公が異なるスピンオフである。「おふらいん」シリーズや各種スペシャルはギャグ・総集編的な内容が多く、本編理解には必須ではない。これらの要素が視聴順を複雑に見せている主な原因である。
ダンまちを見る順番
「ダンまち」は、異世界の都市オラリオを舞台に、少年冒険者ベル・クラネルの成長を描くファンタジー作品である。原作は大森藤ノによる小説シリーズ。本編(Ⅰ〜Ⅵ)に加え、視点の異なる外伝「ソード・オラトリア」、劇場版、各シーズンのOVAが存在するため、どの順で視聴すべきか迷いやすい。外伝「ソード・オラトリア」は本編Ⅰと同時期の出来事を別視点で描いており、本編Ⅱ以降と時系列が前後する点も混乱の原因となっている。OVAは各シーズンの番外編的な内容が多く、本編の理解に直接影響しないものがほとんどである。
デジモンを見る順番
「デジモン」シリーズは1999年から続く長寿アニメフランチャイズである。各テレビシリーズは基本的に独立した世界観・キャラクターを持つため、どこからでも視聴を始められる設計になっている。ただし「デジモンアドベンチャー」を軸とした一連の作品群(アドベンチャー→02→tri.→LAST EVOLUTION 絆→02 THE BEGINNING)は同一キャラクターが登場する続き物であり、視聴順を誤ると物語の核心に関わるネタバレを踏む恐れがある。また映画作品の多くはテレビシリーズの放送中に公開された「並行作品」であり、テレビ本編との兼ね合いで視聴タイミングが重要になる。クロスウォーズは3部に分かれているが実質的に1本の連続シリーズである。初見者には放送・公開順を基本としつつ、アドベンチャー系列を優先してまとめて追う順番を推奨する。
とある魔術の禁書目録を見る順番
「とある魔術の禁書目録」シリーズは、鎌池和馬原作のライトノベルを軸に、主人公・上条当麻の視点で描く「禁書目録」本編と、御坂美琴を主役とするスピンオフ「とある科学の超電磁砲」、一方通行(アクセラレータ)を主役とする「とある科学の一方通行」の3軸で構成される大型メディアミックスシリーズである。各作品は時系列が一部重複・交差しており、特に「禁書目録II」と「超電磁砲S」は同じ「妹たちアーク」を異なる視点から描いているため、初見者はどちらを先に見るべきか迷いやすい。また多数のスペシャル・OVA・ミニアニメが存在し、本編視聴に必須かどうかの判断も難しい。本ガイドでは放送順を基本としつつ、物語の理解度が高まる推奨順を提示する。
ドラゴンボールを見る順番
ドラゴンボールは1986年から続く鳥山明原作の長寿アニメシリーズである。大きく「ドラゴンボール」「ドラゴンボールZ」「ドラゴンボールGT」「ドラゴンボール超」「ドラゴンボールDAIMA」という複数のテレビシリーズで構成されており、それぞれが時系列上つながっている。加えて、テレビ本編と並行して多数の劇場版・スペシャル・OVAが制作されているが、これらの多くは本編とは独立したパラレルストーリーであるため、視聴順に迷いやすい。また「ドラゴンボール改」はZの再編集版であり、内容が重複する。初見者はまずテレビシリーズを放送順に追うことが最も分かりやすい入り口となる。
ひぐらしのなく頃にを見る順番
『ひぐらしのなく頃に』は、竜騎士07原作のサウンドノベルを原作とするホラー・ミステリーアニメシリーズである。舞台は昭和58年の山村・雛見沢村で、毎年繰り返される怪死事件と少年少女たちの運命を描く。シリーズは大きく「出題編」にあたる第1作と、「解答編」にあたる『解』に分かれており、第1作だけでは謎が意図的に解明されない構成になっている。さらに2020年以降に放送された『業』『卒』は旧作の知識を前提とした新章であるため、旧シリーズを先に視聴しないと内容を十分に楽しめない。OVAや派生作品も複数存在し、視聴順に迷いやすいシリーズである。
ブラッククローバーを見る順番
『ブラッククローバー』は、田畠裕基による少年漫画を原作とするファンタジーアクションアニメシリーズである。魔法が当たり前の世界で、魔法が使えない少年アスタが「魔法帝」を目指して成長する物語だ。シリーズ構成としては、2016年のスペシャル版(先行OVA的な位置づけ)、2017年からの本編テレビシリーズ(170話)、劇場版、そして2026年放送予定の第2期と続く。スペシャル版と本編の関係、ショートアニメの扱い、劇場版の視聴タイミングなど、初見者には順番が分かりにくい要素がいくつか存在する。
ベルセルクを見る順番
ベルセルクは三浦建太郎による同名漫画を原作とする長期シリーズである。映像化は複数回にわたっており、1997年のテレビアニメ、2012〜2013年の劇場版三部作、2016〜2017年のテレビアニメ(続編)と、それぞれ異なるスタッフ・制作会社によって制作されている。1997年版と劇場版三部作はどちらも「黄金時代篇」を描いており、内容が重複するため初見者はどちらか一方を選ぶ必要がある。2016〜2017年版は黄金時代篇以降の「断罪篇」「千年帝国の鷹篇」に相当する内容であり、黄金時代篇を先に視聴していることが前提となっている。また「暴食のベルセルク」は原作者・世界観が異なる別作品であるため、本シリーズとは無関係である。
マクロスを見る順番
マクロスは1982年放送の『超時空要塞マクロス』を起点とする、戦闘・恋愛・歌を三本柱にした長寿SFロボットアニメシリーズである。各作品は同一宇宙の異なる時代・地域を舞台にしており、基本的にそれぞれが独立した主人公・ヒロインを持つオムニバス的構成をとっている。そのため単体でも楽しめるが、シリーズ共通の設定(バルキリー、プロトカルチャー、歌の力など)が積み重なっており、放送順に追うことで世界観への理解が深まる。また各タイトルにはテレビ版と劇場版・OVA版が混在しており、どちらを優先すべきか迷いやすい点もシリーズの分かりにくさの一因となっている。
攻殻機動隊を見る順番
「攻殻機動隊」は士郎正宗の同名漫画を原作とするSFシリーズで、1995年の押井守監督映画を皮切りに、複数の独立した世界線・制作チームによる作品群が展開されている。大きく分けると、①押井守版映画(1995年/2008年)、②神山健治監督のSACシリーズ(2002年〜)、③黄瀬和哉監督のARISEシリーズ(2013年〜)、④3DCGのSAC_2045シリーズ(2020年〜)という四つの系譜が存在する。各系譜は世界観・設定・キャラクター造形が異なるパラレルワールドであるため、どこから見始めても基本的に問題ないが、シリーズ内の順番を守ることが重要である。総集編OVAや「タチコマな日々」系のショートスペシャルは本編の補完・番外的な位置づけであり、初見時はスキップ可能なものが多い。
鋼の錬金術師を見る順番
「鋼の錬金術師」シリーズには、2003年版と2009年版という2つの異なるテレビアニメが存在する。どちらも荒川弘の同名漫画を原作とするが、2003年版は連載途中でアニメ化されたため途中からオリジナルストーリーとなり、独自の結末を迎える。一方、2009年版「FULLMETAL ALCHEMIST」は原作完結後に改めてアニメ化されたもので、原作に忠実な内容となっている。この2バージョンの存在が視聴順を分かりにくくしている最大の要因である。両者は世界観・設定を共有しながらも中盤以降の展開が大きく異なるため、別作品として捉えるのが適切だ。
進撃の巨人を見る順番
『進撃の巨人』は、人類を捕食する巨人との戦いを描いた大河ダークファンタジーアニメである。2013年の第1期から2023年の完結編まで約10年にわたって放送・公開されており、シリーズ全体で本編テレビシリーズ4作・劇場版・OVA・スペシャルなど多数の関連作品が存在する。分かりにくさの主な原因は、①テレビシリーズが「Season 3」と「Season 3 Part.2」のように分割放送されている点、②本編の総集編として劇場版が複数公開されている点、③本編とは独立したサイドストーリーOVAが存在する点、④ちみキャラ劇場などのギャグ系スペシャルが混在している点の4つにある。初見者は基本的に放送順に本編テレビシリーズを追えばよく、OVAや劇場版は補足的な位置づけとなる。
天地無用!を見る順番
「天地無用!」は1992年にOVAとして始まった長寿SFハーレムアニメシリーズで、柾木天地と個性豊かな宇宙人ヒロインたちの騒動を描く。シリーズが複雑な理由は、大きく分けて「魎皇鬼(OVA)ライン」「テレビアニメライン(1995年版・新・天地無用!)」「GXPライン」という複数の世界観・連続性が並立しているためである。OVA魎皇鬼ラインとテレビ版は設定が異なる別世界として制作されており、テレビ版から入ると魎皇鬼OVAとの設定の違いに戸惑うことがある。初見者にはまずOVA第1期から始まる魎皇鬼ラインを軸に視聴し、その後テレビ版・GXPラインへと進む順番が最も作品の深みを理解しやすい。
美少女戦士セーラームーンを見る順番
「美少女戦士セーラームーン」は、武内直子の同名漫画を原作とする変身ヒロインアニメシリーズである。アニメには大きく二つの系譜が存在する。一つは1992年から1996年にかけて放送されたオリジナルTVシリーズ(全5シーズン+各種映画・スペシャル)、もう一つは2014年以降に制作された原作漫画に忠実なリメイク版「Crystal」系譜である。両系譜は世界観・キャラクター設定・ストーリー展開が異なる独立した作品群であり、どちらから入るかによって視聴順が大きく変わる。初見者がどちらの系譜を選ぶかで順番が分岐するため、事前に把握しておくことが重要だ。
魔法少女まどか☆マギカを見る順番
『魔法少女まどか☆マギカ』は、シャフト制作・新房昭之監督によるオリジナルテレビアニメシリーズ。2011年の放送当時、魔法少女ものの概念を覆す重厚なストーリーと独特のビジュアルで大きな話題を呼んだ。順番が分かりにくい主な理由は、テレビシリーズの総集編にあたる劇場版前編・後編(始まりの物語/永遠の物語)と、完全新作続編の劇場版『叛逆の物語』が混在している点、さらにスマートフォンゲームを原作とするスピンオフ『マギアレコード』シリーズが独立した世界観を持ちながら存在している点にある。初見者はまずテレビシリーズ本編から入るのが最も理解しやすい。
魔法少女リリカルなのはを見る順番
「魔法少女リリカルなのは」シリーズは2004年に始まったテレビアニメを起点とし、続編・劇場版・スピンオフが複数展開されている長寿シリーズである。順番が分かりにくい主な理由は、テレビシリーズと並行して同一エピソードをリメイクした劇場版が存在すること、StrikerS以降は時系列が大きく飛んで主人公たちが成長した姿を描くこと、さらにViVidはStrikerSの続きでありながら別の主人公を中心とした作品であること、ReflectionとDetonationは既存の時系列とは異なるパラレル設定であることなど、複数の軸が絡み合っている点にある。ピクチャードラマ等の短編スペシャルも多数存在するが、本編視聴に必須ではないものがほとんどである。
涼宮ハルヒの憂鬱を見る順番
『涼宮ハルヒの憂鬱』は谷川流による同名ライトノベルを原作としたアニメシリーズである。2006年に第1期が放送されたが、このシリーズには独特の複雑さがある。第1期(2006年版・14話)は物語の時系列順ではなく、意図的にシャッフルされた放送順で構成されており、初見時の演出効果を狙った構成となっている。2009年版(28話)は2006年版の全話を含みつつ新エピソードを加えた拡張版であるため、どちらから入るかで体験が異なる。また、劇場版『涼宮ハルヒの消失』は2009年版の内容を踏まえた作品であり、テレビシリーズ視聴後に鑑賞することが強く推奨される。