あらすじ
短編アニメーション「雪山のライチョウ」は、猛烈な吹雪が吹き荒れる雪山を舞台に、故郷への帰還を強く願う一人の男の孤独な旅を描く。男は、極限の寒さと容赦なく襲いかかる自然の猛威に晒されながら、危険に満ちた雪山を越えなければならない。彼の唯一の目的は、暖かく安全な我が家へたどり着くことであり、そのために困難な道のりをひたすら進み続ける。この作品は、2011年に東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻に在籍していた薩摩博子が、1年生の時に制作したものである。極限状態における人間の生存への強い意志と、遠く離れた故郷への深い憧憬という、普遍的なテーマが繊細かつ力強く探求されている。