あらすじ
「母をたずねて三千里」 エドモンド・デ・アミーチスの小説『クオーレ』の一節を原作とする『母をたずねて三千里』は、イタリアのジェノバに暮らす少年マルコと父ピエトロの家族の物語である。一家は、1年前に仕事のためアルゼンチンへ渡った母の不在という寂しさを抱えていた。母からの手紙は定期的に届いていたが、ある時突然途絶えてしまう。マルコは母の身に何かが起こったのではないかと、不安に駆られる。 母の安否を案じたマルコは、母との再会を願い、アルゼンチンへの旅を決意する。当初、父ピエトロはマルコの計画に反対するが、息子の揺るぎない決意を見て、その旅を許可する。こうして、マルコの長く、過酷な、しかし心温まる旅が始まる。旅を通してマルコは様々な人々と出会い、その経験を通じて人間的に成長し、やがて成熟と自己受容を見出していく。