あらすじ
「秒速5センチメートル」は、初恋の少年少女の再会と別離、そして心の距離を描くドラマ作品である。遠野貴樹と篠原明里は小学校からの親友であり同級生だったが、明里の家族の仕事の都合で、彼女が日本の別の地域へ引っ越すことになり、二人は離れ離れになる。離れていても、二人は手紙を通じて連絡を取り合っていた。貴樹は、自分の家族も引っ越すことを知り、明里ともう一度会うことを決意する。 しかし、年月が経つにつれ、二人はそれぞれの道を歩み、物理的な距離だけでなく心の距離も徐々に広がり、連絡も途絶えていく。それでも二人は、お互いのこと、そして共に過ごした日々を忘れられずにいた。再び会える機会があるのか、二人はそれぞれの場所で思いを馳せる。本作は、喪失感、憧憬、そして過ぎ去りし時間のほろ苦さを、繊細で叙情的な映像美で描き出す。