あらすじ
神さまのいない日曜日は、神に見捨てられた終末世界を舞台にしたダークファンタジー作品である。15年前、神は世界から姿を消し、天国への扉を閉ざした。これにより、人類の魂は安息の地を失い、死者は永遠に眠ることができず、生者は新たな命を育めなくなった。世界は緩やかに停止へと向かい、人類の救済は、死者を最後の安息の地へと導く謎めいた存在「墓守」の手に委ねられた。 物語は、世界に残された数少ない子供の一人である12歳のアアイが、村の新たな墓守となる重責を担うところから始まる。しかし、その村ののどかな外見の下には、黒ずくめの銃を持った見知らぬ男の出現によって明らかになる暗い秘密が隠されていた。墓守としての自身の立場が揺らぎ始めたアアイは、生ける屍を弔うため旅に出ることを決意する。誰も死ぬことのできない世界で、死とは本当に究極の祝福なのか、という問いを投げかける物語である。