あらすじ
深見こころは、他人の心が読める特殊な能力を持って生まれた。しかし、人々の言葉と本音の間に常に存在するギャップを目の当たりにし続けた結果、彼女は人間そのものに嫌悪感を抱き、誰をも信用できずにいた。そんなこころの前に、ある日一人の純粋な少年が現れる。彼の思考は下心で満ちているものの、その感情は驚くほどに真っ直ぐで、隠し事が一切ない。少年のあまりにも正直な思考に、こころは常に翻弄される。しかし、隠し事のない彼と過ごすうちに、こころはこれまで感じたことのない心地よさを発見する。少しずつ、彼女の閉ざされた心は開かれ始めるのだった。