あらすじ
1961年、国連世界軍縮会議において、世界各国は全ての軍事力廃止を決定した。各国が保有する核兵器や水素爆弾の使用も禁止され、それらは海底に処分された。新たに設立された国連軍が世界の秩序維持を担うことになり、国家間の戦争がない平和な世界が実現した。しかし、その平和は長くは続かなかった。軍縮会議から7年後、中国・上海で開催された世界平和記念式典の日、世界は突如として戦争の混沌に突き落とされる。この脆い平和に異を唱えるバロラ大統領がZ革命軍を率い、世界各国に宣戦布告したのだ。国家間の利害、陰謀、人種間の対立など、世界の様々な思惑が渦巻く中、Z革命の旗が掲げられる。第二次世界大戦後の冷戦時代を背景に描かれた本作は、東月書房から数々の怪奇作品やSF作品を発表し、すでに確固たる地位を築いていた南竜二による問題作である。まんだらけ奇談シリーズ第12巻として復刻された。