あらすじ
貧しい境遇に生まれ、数々の苦難を乗り越えてきた主人公は、やがて「土下座の王」と称されるほどの凄腕セールスマンに成り上がった。彼の夢は、早期リタイアして悠々自適な生活を送ることだった。しかし、仕事でクライアント企業のゲームをプレイしていた最中、彼はなぜかそのゲームの世界へと転移してしまう。しかも、転移した先で彼がなったのは、何をやっても無能で、悪名高い役立たずの貴族、ヴァン・エクレシアだった。主人公は、無能であるからこそ、残りの人生を食べて遊んで楽しむだけで過ごせると喜び、これは完璧な人生だと確信する。ヴァン・エクレシアは容姿端麗で高貴な身分と莫大な富を持つ「ダイヤモンドスプーン」だったからだ。しかし、そんな彼の思惑とは裏腹に、次々とチート級の能力が覚醒し始める。「大魔導師の特性が覚醒しました!」「万能の才能が覚醒しました!」「黒炎竜のカリスマが覚醒しました!」と告げられ、能力など一切不要だと叫ぶ主人公の、望まぬ成り上がり生活が幕を開ける。