あらすじ
「まずは肉体的な愛から始めないか?」 ハンサムな伯爵の指先が、若い淑女の心を溶かす。 「君と一つになると、本当に愛らしいね」 アレクシアは、多くの求婚者を退けてきたことから「氷の令嬢」と渾名されていた。国王の命令により、彼女はシャノン伯爵ジョエルと政略結婚することになる。貴族にとって政略結婚はごく一般的なことだった。アレクシアは、女性関係が派手なことで有名な放蕩伯爵ジョエルとの間にロマンチックな関係を期待していなかったが、彼はアレクシアに「君を愛しているから結婚したんだ」と告げる。 数えきれない夜を共に過ごし、彼の甘い言葉と優しい愛撫に触れるうちに、アレクシアは次第にジョエルに惹かれていく。しかし、彼の愛人だと噂されるサビーヌ公爵夫人と親しげにしている姿を目撃したとき、彼女の心はざわつき始めるのだった。