水野十子の作品集「昔、朧なる男ありけり」は、表題作を含む複数の短編を収録している。表題作では、世間知らずで知られる左大臣の息子が、鬼の娘を引き取り育てることになる。やがてその娘は美しい女性へと成長していく。