本書は4つの短編からなる作品集である。表題作「草冠の姫」では、人々から悪霊と噂される少女キリコと、彼女が守ろうとする少年・貴船の関係が描かれる。キリコは貴船を巡る様々な困難に立ち向かい、二人の間に芽生える絆が物語の中心となる。