あらすじ
『Pink』は、昼はごく普通のOLとして働き、夜は売春婦として生計を立てる20代前半の女性、ユミの生活を描いた作品である。彼女が二つの仕事を掛け持ちする理由は、自身の生活費に加え、アパートで飼っている珍しいペット、ワニの餌代を稼ぐためだ。オフィスで働くことは多くの日本人女性にとって一般的なことだが、ワニを飼育し、夜の仕事をしているという点でユミは異彩を放つ。彼女のような女性は稀有な存在だが、読者はユミの内面に潜む「ワイルドさ」や、ペットのワニに象徴される「何か」を愛する気持ちに共感を覚えるだろう。