あらすじ
女子高生のチカは、恋愛に対して違和感を抱いている。これまで誰かに恋をしたことも、憧れを抱いたこともなく、肉体的な親密さを求める気持ちもなかったため、自分は宇宙人なのではないかと考えていた。友人は「まだ運命の人に出会っていないだけだ」と言うが、チカは疑問を拭えない。大学に進学し、自分と同じような境遇の仲間と出会ったことで、チカは自身の内にある感情を表す言葉が「アセクシュアル」であることを知る。自分だけではないと知ったチカは、長年抱えていた恋愛に関する悩みの答えが存在しない可能性、そしてそれがごく自然なことであると気づいていく。これは、アロマンティック・アセクシュアルとしての自己認識を深め、成長していく若い女性を描いた物語である。