追加キャストと制作陣の顔ぶれ
今回新たに発表されたキャストは、種崎敦美(ガリー役)、安済知佳(アン・ロッサ役)、榎木淳弥(スタン役)の3名。いずれも現在の声優シーンを牽引する実力派ぞろいで、既報のメインキャストと合わせてかなり豪華な布陣が整ってきた。
すでに発表済みのキャストには、ネコリュウ役に子安武人、ママニャン役に井上喜久子、シロタエ役に和泉風花、クロバネ役に早見沙織、ハイブチ役に杉山紀彰、チイクロ役に川瀬茉美、クロタマ役に徳留慎之介と、ベテランから若手まで幅広い顔ぶれが揃っている。
制作スタッフはスタジオOLMがアニメーション制作を担当し、監督はオ・ジングー、シリーズ構成を廣田光隆、キャラクターデザインを西野理恵と倉員千明、音楽を小畑健太郎が手がける。
原作「猫と竜」はどんな作品?
原作はアマラによるライトノベルで、イラストは大熊舞が担当。2013年9月から2014年6月にかけて小説投稿サイト「小説家になろう」に短編として連載され、その人気を受けて2016年4月に宝島社から書籍化された。さらに2017年9月からは佐々木泉によるマンガ版が宝島社の「このマンガがすごい!Web」にて連載中と、メディアミックスも着実に広がってきた作品だ。
物語の核心にいるのは、森で母猫に育てられた竜——通称「ウイングおじさん」。火を吹き、人間嫌いな竜が、好奇心旺盛な猫たちとの交流を通じて少しずつ心を開いていく姿を描くファンタジー作品だ。人間の王子と冒険に出る猫や、都会で人間観察を趣味とする猫など、個性豊かな猫たちの視点で物語が展開されるのが大きな特徴で、ほのぼのとした雰囲気の中に冒険とファンタジーの要素が絶妙に絡み合っている。
注目ポイントと今後の期待
子安武人が演じるネコリュウ(ウイングおじさん)というキャスティングは、この作品の方向性を象徴している。威厳と愛嬌を同居させられる声優として子安武人以上の適任はなかなか思い浮かばないし、そこに種崎敦美や安済知佳といった表現の幅が広い声優たちが加わることで、猫たちのキャラクター一匹一匹に確かな個性が宿りそうだ。
スタジオOLMはポケモンシリーズなどで長年培ったファミリー向け・ファンタジー作品のノウハウを持つスタジオで、動物キャラクターを愛嬌豊かに描くことへの信頼感がある。「なろう系」原作でありながら、ざっくりした異世界転生ものとは一線を画す独特の世界観をどこまで映像で表現できるか、そこが原作ファンにとっての最大の注目点になるだろう。
放送は2026年7月を予定。新PVやキービジュアルで雰囲気はすでに伝わってきているが、追加情報やキャラクタービジュアルの続報にも引き続き注目していきたい。