創作キャラたちが通う"私立オールスター学園"とは
本作の舞台は、自我を持った創作物のキャラクターたちが集まる私立オールスター学園。主人公のクロエ・ドールは、ホラー映画の続編用に生み出されたキャラクターとして学園に入学する。しかし彼が望んでいたのは、ホラー学科ではなくラブコメディ学科への所属だった。「人を傷つけたり驚かせたりするのは得意ではない」と自分を信じていたクロエだが、ある思わぬハプニングをきっかけに、その本性が明らかになっていく。
ホラーキャラでありながらホラーを避けようとする主人公というギャップが、コメディとしての核になっていることは第1話から明らか。ジャンルそのものをメタ的に扱う設定は、ホラーファンにもコメディファンにも刺さる間口の広さがある。
「ホラー×学園×メタ構造」という組み合わせに注目
創作物のキャラクターが実際に学校に通うという設定は、いわゆる「メタフィクション」的な面白さを持つ。さまざまなジャンルのキャラクターが同じ学園に在籍しているという世界観は、今後の展開次第でホラー、ラブコメ、バトルといった異なるジャンルのキャラクターたちが絡み合う群像劇へと広がる可能性を秘めている。クロエがホラーの本性と向き合いながらどう成長していくのか、そしてどんなクセ者キャラたちが登場するのかが、序盤の最大の見どころになりそうだ。
なお、同号では柴田賢志郎「お葉花を愛でる」が完結を迎えたほか、ワールドカップ開催を記念して、サッカーマンガ「カンピオーニ」の作者・荒達哉と元サッカー日本代表・中村俊輔の対談企画も掲載されている。
週刊少年チャンピオン25号は現在発売中。「よ~こそホラー学科へ」の今後の展開と、世界観がどこまで広がっていくかに引き続き注目したい。