野宮ゆうが放つ新連載、その全貌は

漫画家・野宮ゆうの新作「コロシヤの営業術」が、6月15日より連載をスタートする。タイトルが示す通り、本作の主人公は「営業マン」と「殺し屋(コロシヤ)」という、一見まったく相容れない二つの顔を持つ人物。昼間はスーツを着込んでクライアントを回り、夜になれば暗殺者として標的に近づく——そんな二重生活を軸に物語が展開していく。

「ビジネス×裏社会」という組み合わせは、一歩間違えるとチグハグになりかねないが、逆に言えばうまくハマったときのカタルシスは格別だ。営業トークと交渉術、そして殺し屋としての冷徹な判断力が物語の中でどう絡み合うのか、読み始める前からすでに想像が膨らむ。

「営業術」というタイトルが示唆するもの

注目したいのは、あえて「殺し屋」ではなく「営業術」という言葉をタイトルに据えた点だ。これは単なるアクション漫画にとどまらず、ビジネスの世界と裏稼業の世界を対比・融合させながら、人間関係や駆け引きの妙を描いていく作品である可能性を強く示唆している。

現代社会における「営業」という行為——相手のニーズを読み、信頼を勝ち取り、最終的に契約を結ぶ——は、ある種の「交渉と説得の技術」だ。殺し屋の仕事もまた、情報収集・潜入・タイミングの見極めといったプロセスを踏む。この二つを「術(スキル)」という視点で重ねてみせるのが、本作の最大の仕掛けではないだろうか。

野宮ゆうがこれまでどのような作品を手がけてきたかも気になるところで、新連載を機に過去作を掘り起こすファンも増えそうだ。6月15日の第1話公開に向けて、続報を待ちたい。