2年以上の沈黙を経て、いよいよフィナーレへ
「信長協奏曲」は石井あゆみによるタイムスリップ歴史漫画で、小学館「ゲッサン」にて連載。冴えない高校生・サブローが戦国時代にタイムスリップし、自分にそっくりな織田信長と入れ替わって歴史の表舞台に立つことになる、という奇抜な設定が話題を呼んだ作品だ。史実をベースにしながらも独自の解釈と青春要素を絡めたストーリーは、歴史に詳しくない読者にも広く受け入れられ、アニメ化・実写映画化・実写ドラマ化と多方面にメディアミックスを果たした人気シリーズでもある。
前回の掲載は2023年3月。それ以来、2年以上にわたって更新が途絶えていたため、連載の行方を心配していたファンも少なくなかったはずだ。今回、7月の再開と「残り3話での完結」という形が明示されたことで、長い空白に終止符が打たれることになる。
「残り3話」が意味するもの
気になるのは、なぜ「残り3話」という具体的な数字が示されたのか、という点だ。通常、連載再開のアナウンスと同時に完結話数が明示されるケースは多くない。作者・石井あゆみ氏の側で物語の着地点がすでに固まっており、読者に向けて「きちんと終わらせる」という意思表示をしたとも読み取れる。
長期休載の理由は現時点では明かされていないが、2年以上の時間をかけて準備された最終章がどのような結末を描くのか、サブローと信長をめぐる物語がどう締めくくられるのかは、ファンなら誰もが気になるところだろう。史実では避けられない「本能寺の変」をこの作品がどう扱うのか——そこが最大の焦点になることは間違いない。
7月の掲載開始に向けて、今後さらに詳細な情報が公開されることが期待される。完結を見届けるためにも、続報から目が離せない。