「ヴラド・ドラクラ」完結と、新たな一歩
魚沢なりたといえば、ハルタ読者にはおなじみの作家だ。前作「ヴラド・ドラクラ」は、吸血鬼の少女ドラクラと、彼女に翻弄される堅物な男子の純粋な恋模様を描いた作品で、ハルタにて約9年という長期にわたって連載を続けてきた。その完結は多くのファンにとって感慨深いものだったはずだが、同じ号でいきなり新連載が始まるというのは、作家としての充実ぶりを感じさせる。
新連載「春のすゝめ」とはどんな作品か
「春のすゝめ」は、魚沢なりたが「ヴラド・ドラクラ」に続いてハルタで展開する新連載マンガ。タイトルからは、春という季節が持つ淡い空気感や、何かを「すすめる」という能動的なニュアンスが漂い、前作同様に恋愛を軸にした作品になる可能性が高い。詳細なあらすじはまだ明かされていないが、前作で見せた「不器用なキャラクターが織りなす、くすぐったいほどピュアな関係性」というテイストが引き継がれるとすれば、期待せずにはいられない。
「ヴラド・ドラクラ」で9年間積み上げてきた画力と物語構成の巧みさが、新作ではどのように昇華されるのか。同じハルタという舞台を選んだことも、作家と雑誌の信頼関係を感じさせる。完結直後に新連載というタイミングは、ファンへの最高の贈り物とも言えるだろう。
ハルタVol.135は現在発売中。「春のすゝめ」第1話の内容や今後の展開について、続報に注目したい。