現実と仮想が融合した2050年の日本を舞台に
「レベルロボチカ」は、人気イラストレーター・Mika Pikazoが2017年に個人作品として発表した近未来SF作品だ。その後、「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズなどで知られる脚本家・吉上亮が2019年末に参加し、「レベルロボチカ Episode #β One day.」としてテキストとイラストをWebサイトで順次公開。さらに2022年には小説化も果たし、「RE:BEL ROBOTICA 0」と三雲岳斗による「RE:BEL ROBOTICA」の2冊が新潮社から刊行されている。
物語の舞台は2050年の日本。現実と仮想空間が一体化した「Meta Reality(MR)」が社会に普及し、人々がデジタルデータを五感でリアルに認識できる世界が描かれる。そのなかで、先天性の"MR"バグを抱えた主人公たちが織りなす物語が展開されていく。
イラストレーターの「個人作品」がTVアニメへ——その道のりと注目ポイント
このニュースが持つ意味は、単なるアニメ化発表以上のものがある。Mika Pikazoといえば、数多くのソーシャルゲームやVTuberのキャラクターデザインで広く知られるトップクリエイターだ。その彼女が個人の表現として温め続けてきた世界観が、7年以上の時間をかけてTVアニメという形に結実するのは、ファンにとってひとつの悲願とも言える出来事だろう。
また、吉上亮という脚本家の存在も見逃せない。「PSYCHO-PASS」シリーズで見せた、近未来社会の設定を精緻に組み上げながら人間ドラマを描く手腕は、MRが普及した社会を舞台にするこの作品と非常に高い親和性を持つ。原作小説の段階から世界観の構築に深く関わってきた吉上がアニメでもどのような役割を担うのか、スタッフ情報の続報にも注目したい。
キャスト・スタッフや放送時期などの詳細はまだ明らかになっていないが、今後の情報解禁でこの作品の全貌が少しずつ見えてくることになる——Mika Pikazoが描く2050年の世界を、どのスタジオがどのように映像化するのか、続報を待ちたい。