「クロエマ」、杉咲花・多部未華子がそろって表紙に
海野つなみの「クロエマ」が、6月25日発売のKiss8月号(講談社)にて最終回を迎えた。実写ドラマでダブル主演を務める杉咲花と多部未華子が表紙と巻頭ページに登場しており、作品の締めくくりにふさわしい特別な号となっている。
「クロエマ」は、古い洋館にひとりで暮らすお金持ち・黒江神名と、仕事も恋も失った女・江間宵の二人を軸に描かれる物語だ。境遇も価値観もまるでかみ合わない二人がなぜか共に時間を過ごし、そこに訪れるさまざまな人々との日々が丁寧に積み重ねられてきた。女性同士の関係性を繊細に、かつユーモアを交えて描いてきた海野つなみらしい一作で、ファンからの支持も厚かった。
単行本の最終5巻は8月12日発売予定。実写ドラマ化の話題も相まって、コミックスの売れ行きにも注目が集まりそうだ。
藤あさひ「没落華族令嬢の婚活」が新連載スタート
同号では、藤あさひによる新連載「没落華族令嬢の婚活」もスタートした。舞台は明治中期の東京。没落した華族の堀川姉妹が、祭りの場で水野清次朗という青年と出会うところから物語が動き出す。妹の美意子は清次朗に惹かれていくが、姉の和子は身分差を理由に交際に反対。そこへ清次朗の兄・直大が登場し、2組の男女が絡み合う浪漫ラブコメディへと展開していく。
明治という時代設定は、身分や家柄といしきたりが恋愛の前に立ちはだかるドラマを生み出しやすく、近年の少女・女性向けマンガでも人気のジャンルだ。姉妹それぞれに異なる恋模様が描かれる構成は、読者を二つの視点で楽しませてくれる仕掛けになっており、どちらのカップルがどう結ばれるのかという興味を序盤から引き出している。
「クロエマ」の完結という節目と、新たな連載のスタートが重なったKiss8月号。藤あさひの新連載がどのように展開していくか、次号以降の動向が気になるところだ。