ティザーPV公開、キャスト・スタッフも判明

今回公開されたのは、作品の雰囲気を伝えるティザートレーラーとティザービジュアル。放送局はAT-Xで、制作はAcca effeとFrontier Engineの共同制作となる。

監督を務めるのは藤城一也。主人公・竹村勇介の声を加藤渉が、ヒロイン・藤野光希の声を東ゆのがそれぞれ担当することが明らかになった。

放送時期については、当初予定していた2026年内から2027年1月へと延期が発表されている。クオリティへのこだわりによる調整と見るのが自然だが、原作ファンとしてはもう少し待つことになりそうだ。

原作はR18小説——「ゾン俺」の世界観とは

原作は裏地ろくろ氏による小説で、2013年にR18向け小説投稿サイト「ノクターンノベルズ」にウェブ小説として連載を開始。2016年からはフロンティアワークスの「Noxノベルズ」レーベルより、Saburou氏のイラストを添えた書籍版が刊行されている。

あらすじはこうだ。人付き合いが苦手なサラリーマン・竹村は、勤め先の突然の倒産を機に引きこもり生活に突入。久しぶりに外へ出た日、謎の男に腕を噛まれてしまう。気づけば世界はゾンビであふれていたが、なぜか竹村だけがゾンビに襲われない。文明崩壊寸前の終末世界で、思いがけない力を手にした孤独な男の物語が展開する。

なお、原作はコミカライズ(作画:増田ちひろ)も存在するほか、Seacoxx開発によるビジュアルノベル版も展開されており、すでに一定のファン層を持つ作品だ。

注目すべきポイント——「俺TUEE」×終末世界×R18の組み合わせ

本作が注目される理由のひとつは、その独特なジャンルの掛け合わせにある。「ゾンビサバイバル」という定番の設定に、主人公無敵系(俺TUEE)の快感と、R18ならではの過激な描写が組み合わさった作品で、ウェブ小説発の作品としては早い段階から支持を集めてきた。

アニメ化にあたってAT-Xを放送局に選んでいる点も、原作のR18要素をどこまで忠実に描くかという面で重要な意味を持つ。深夜アニメの中でも成人向けコンテンツに対応したチャンネルであるため、原作の雰囲気を損なわずに映像化される可能性が高い。

一方で、制作スタジオのAcca effeとFrontier Engineの組み合わせがどのような映像クオリティを見せるか、ティザーPVの段階では判断材料がまだ少ない。放送延期によって制作期間が確保された分、完成度への期待をかけたいところだ。

2027年1月の放送開始に向け、今後公開されるであろう本PVやさらなるキャスト情報に引き続き注目していきたい。